ケトル

早く沸いて、持ちやすく、注ぎやすい柳宗理のケトル

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柳宗理 ケトル アイキャッチ
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柳宗理のケトルを紹介します。

やかん・ケトルは、お湯を沸かすキッチングッズです。

やかんは、元々、漢方薬を煮出すのに使用していたため、薬鑵(やっかん)と呼ばれていました。

英語のケトルとほぼ同意として使われているようです。

それでは、早く沸いて、持ちやすく、注ぎやすい柳宗理のケトルをレビューしていきます。

考え抜かれたハンドル形状

お湯が沸いて、ケトルを待ち上げたとき、お湯がこぼれたら大変ですよね。

家庭用のケトルですと、大抵2ℓくらい入るものが多く、ケトルの重さをあわせると、3kg以上になるものもあります。
熱湯が入った、3kgものケトルを持ち上げるのですから、そのハンドルには、安定感が求められます。

その点、このケトルは、安心して持ち上げられます。

ハンドルを横から見ると、中央にふくらみがあり、前後が少し凹んでいます。

柳宗理 ケトル ハンドル

そのため、握った際、中央のふくらみに人差し指から小指までが、自然に馴染みます。

そして、持ち上げますと、注ぎ口が少し上がる程度に傾きます。
人差し指と中指に、自然に力がかかっている感じです。

それは、ハンドルが、注ぎ口側に向かって、上方向に傾いているからです。
そのことで、持ち上げた瞬間に、熱湯が注ぎ口からこぼれにくくなります。

その後、小指のほうに徐々に力を移して行くことで、注ぎ口側へスムーズに傾いていき、
手首をそれほど曲げなくてもお湯を注ぐことができます。

さらに、ハンドルが、フェノール樹脂で覆われていて、沸騰後も熱が伝わりにくく、熱くなりにくいです。

大きい開口部

このケトルは、上部の開口が大きく開いています。

水が入れやすいのはもちろんこと、内部をしっかり洗うこともできます。
私は、このケトルで、麦茶などを沸かすこともありますが、茶渋が付くため、しっかり洗えて助かります。

注ぎやすい口

ケトルで麦茶をつくるときは、しばらく置いて、冷ましてからサーバーなどに移すと思います。
ただ、急須やポットにお湯を入れるときなど、熱湯の状態で注ぐことも多いのではないでしょうか。

そんなとき、意図したところにお湯を注がなくてはいけませんが、このケトルですと、楽にできます。

たまに、「コーヒーのドリップもできる」と説明している文章を見ますが、さすがに専用のものには敵いません。

私は、コーヒーを淹れるとき、このケトルでお湯を沸かして、お湯を専用のケトルに移してドリップします。

早く沸く形状

柳宗理のケトルは、底の面積が広く、安定的な形状をしています。
そのことで、コンロの火を受ける面積が広くなり、お湯が早く沸きます。

沸かす容量

早く沸くからといって、満水ぎりぎりの量を沸かすのは、よくありません。
通販サイトのスペック欄には、満水2.5ℓと表記がありますが、2.5ℓも入れると沸いたとき吹きこぼれますし、注ぐ際もこぼれてしまいます。

実際に沸かす際は、7~8割の1.7ℓ~2.0ℓ程度がいいでしょう。
1.7ℓが適正量だと思いますが、私は普段、2.0ℓくらいで沸かしています。

残念なのは、サイズがひとつ

このケトルで沸かす適正量が1.7ℓと書きましたが、
家族が多い家庭では、もっと容量の多いものがほしいのではないでしょうか。

単身の女性の方でも、冬場に湯たんぽのお湯を沸かすときには、このサイズでは、少し小さいと思います。
湯たんぽは、保温性を考慮すると2~3ℓくらい入るものが良いと思います。

逆に、1~2人分のお湯を沸かすときには、
もう少し小さいサイズのほうが使いやすいでしょう。

柳宗理のケトルは、サイズがひとつしかなく残念です。

しまうときも場所をとりません

お湯が早く沸くように、一般的なケトルより平たい形状になっているこのケトルですが、他にも利点があります。

しまうときに場所をとりません。

ハンドルを畳めば高さ約14cmになります。
さらに蓋をひっくり返せば、約11.5cm。
片手鍋程度の高さになります。

ただ、外に出していてもサマになるので、あえてしまわなくてもいいのかもしれませんが。

蓋の穴にも気を使っています

ケトルの蓋にあいている穴には、主に二つの理由があります。

ひとつは、注いだときに穴から空気が入り注ぎやすくするため、もうひとつは、お湯が沸いたときに空気を逃がすためです。

そんな蓋の穴ですが、多くのケトルは、穴が蓋の上部についています。
そのため、沸騰した際、穴から湯気が上方に噴出し、ハンドルが熱くなってしまいます。

その点、柳宗理のケトルは、穴が蓋の側面に開いていて、沸騰しても湯気が横に出て、ハンドルを熱くしづらくしています。
柳宗理 ケトルの蓋の穴

ただ、沸騰するまで火にかけていれば多少は熱くなりますが、熱くしづらくするための配慮ではあります。

また、そのことで穴が目立たなく、見た目にすっきりしています。

15ヶ所も転々と

一目見ただけでは、想像が付かないと思いますが、柳宗理のケトルは機械任せにできるところが少なく、手間がかかります。

表面のつや消しやミラー加工も手研磨で仕上げています。

注ぎ口の溶接は、一番気を使う工程ですが、もちろん、手作業。

これらの研磨や溶接は、熟練工の手が必要です。
この作業は、製造メーカーである日本洋食器の周辺にある町工場が担っています。

完成までに、なんと15ヶ所の町工場を転々とします。

まとめ

・ハンドルを握った際、手に自然となじみ持ったときに安定感があります。
また、持ち上げたときにお湯がこぼれにくく、手首をあまり曲げなくても注ぎやすいです。

・底の面積が広いため、早くお湯が沸きます。

・お湯を沸かす適正量は1.7ℓ程度です。

・サイズがひとつしかないのが残念です。

・ハンドルを畳んで、蓋をひっくり返せば高さが抑えられて、しまうときに場所をとりません。

・穴が蓋の側面に開いていて、沸騰しても湯気が横に出て、ハンドルを熱くしづらくしています。

・機械任せにできるところが少なく、手間がかかり、完成までに15ヶ所の町工場を転々とします。

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
わからないことがあれば、気軽にお問い合わせください。
それでは、「早く沸いて、持ちやすく、注ぎやすい柳宗理のケトル」のレビューでした。

 

 

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美大卒の元家具設計者が、デザイン性に優れた、おしゃれなキッチングッズを紹介しています。実際使ってみた感想もレビューします。

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