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WECK (ウェック)をもうちょっと便利に使うための8ステップ

WECK 8ステップ アイキャッチ
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WECK(ウェック)社のガラス製保存用キャニスターを紹介します。
(以下、ウェック社のガラス製保存用キャニスターのことをウェックと表記します)
ところであなたは、ウェックの便利な使い方をご存知でしょうか?

ウェック社は、1900年の創立以来、100年以上に渡り、一途にガラス製保存用キャニスターをつくり続けています。
ガラス容器で食材を保存するにはどうしたらいいかを真剣に考えて、突き詰めた結果、今の形態になりました。
詳細は、90年かけて生まれた、23種類のWECK(ウェック)について」をご参照ください。

ウェックといえば、かわいいイチゴのロゴマークを思い出しますが、シンプルで実用的な形状が人気の秘密ではないでしょうか。
ただ、ウェックを密閉できるガラス容器としてしか使用していない方も多いことしょう。
もちろん、それでも十分使い勝手がいい容器として機能しますが、ウェックは、容器の中を真空にすることでその実力を発揮します。

容器の中を真空にできれば、中の食材が空気に触れることなく、常温で長期保存が可能になります。
ウェック社は、その真空状態を家庭で手軽にできる容器を長年研究してきました。
そして、創立から90年を経てやっと、今の形態にたどり着きました。

真空保存の8ステップ

容器の中を真空にすると、中に入っている食材を長期保存することができます。
空気に接することがないので、腐敗の原因のひとつである微生物の繁殖を抑えることができるからです。
ジャム、ピクルス、ソース、オイル類は、常温で半年ほど、煮込み料理、オーブン料理は常温で3ヶ月ほどが保存期間の目安です。
(未開封の状態の場合)

そこまでの保存期間を確保するには、それなりの手順をしっかりと踏んでいかないといけません。
以下、その8ステップを順番にみていきます。

ちなみにこの記事は、京阪神エルマガジン社から出ている「WECKcooking」という書籍を参考にさせていただいています。
この本の中のレシピにある「ハーブの蒸し鶏」をつくりながらレビューしていきます。

①煮沸殺菌

洗浄したウェック(蓋も含む)、ゴムパッキン、ステンレスクリップを鍋に入れて、全体が浸かるまで水を入れます。
火にかけて沸騰したら約5分間煮沸します。

 WECK 真空の仕方 煮沸消毒
グラスリフターやトングで取り出して、ふきんなどの上に置いて冷まします。
グラスリフターは下の写真のものです。

WECK 真空の仕方 布巾の上で冷ます

ウェックは、リサイクルのガラスを使用しているため、急激な温度変化に弱いです。
そのため、煮沸の際は、いきなり熱湯に入れないで、水またはぬるま湯から火に掛けてください。
また、煮沸後、熱くなった瓶を冷たい台の上に直接置かないようにしてください。

②食品を詰める

瓶がまだ温かいうちに温かい食材を入れてください。
冷たい食材を入れる場合でも瓶が温かいうちに入れるようにしてください。
瓶に雑菌が入らないうちに蓋をすることが、重要です。

温かい食材を入れてくださいとありましたが、今回つくる蒸し鶏は、生の鶏肉を入れるので常温に戻したものを入れています。

WECK ハーブの蒸し鶏食材詰める

また、入れる食材の量は、瓶の容量の8分目までにしてください。
入れる量が多いと密閉性が下がる原因になります。

③蓋をする

瓶の口とゴムパッキンを清潔な布で拭き、蓋の溝部分に沿わせながら、ゴムパッキンを両手でしっかりはめ込みます。

④クリップで密閉する

蓋を瓶にのせ、ステンレスクリップで留めます。
ステンレスクリップを蓋上部の縁に引っ掛けて下に押し込みます。
カチッと音がするまでしっかりとはめ込んでください。
慣れないうちは、両手で行うとしっかりはめ込めます。

WECK グリップはめ込み1

WECK グリップはめ込み2

慣れてくれば、片手(親指だけ)でもしっかりはめることができます。
写真には、写していませんがもう片方の手で蓋を押さえることができるので、私はこちらのほうがやりやすいです。

 

WECK グリップはめ込み3

WECK グリップはめ込み4

対角線上の反対側にもクリップをはめます。

⑤煮沸する

大きめの鍋底にワイヤーラックか布巾を敷きます。
煮沸の際に沸騰した泡でウェックが揺れてカタカタいうのを防ぐためです。

鍋の中にウェックと水またはぬるま湯(中の食材の温度によって調節してください)を入れます。
水またはぬるま湯は、ウェックが5cmほど被るくらいの量を入れてください。

火をつけて、100℃程度になったら15分~30分ほど煮沸していきます。
お湯の温度が上がるにつれて、蓋から気泡が出てきて、脱気していることがわかります。
沸騰してしばらくすると大きめの泡がボコボコ出てくると100℃くらいになります。

WECK 沸騰温度100℃

このとき、長細いウェックを鍋に入らないからと横にして煮沸してはいけません。
中に水が入り込んだり、逆に中身が液体の場合、中身が抜け出てしまいます。

⑥鍋からウェックを取り出す

指定の時間になったら、すぐにグラスリフターかトングで鍋から瓶を取り出します。
その際、冷たい台の上に直接置かず、トレーや布巾の上で冷ましてください。

中の食材の色や風味を保ちたい場合は、瓶の荒熱が取れ次第、ぬるま湯、冷水へと段階的に浸し、なるべく早く冷ますようにしてください。

⑦クリップをはずす

容器が完全に冷めたら、ひとつずつステンレスクリップをはずします。

その際にパッキンの突起が下向きになっていれば、ちゃんと密閉されています。
また、蓋を持って、持ち上げても蓋は開きません。(本体ごと持ち上がります)

WECK 真空状態のため、パッキンの突起が下向き

この状態になれば、長期保存が可能になります。

⑧蓋を開ける

ゴムパッキンを真横に引っ張れば、シュッという音とともに空気が中に入り、蓋が開きます。
その際、蓋が飛ばないように蓋を押さえながら行ってください。

WECK 真空状態からパッキンをはずす

ここまでが、ウェックを真空保存して開封するまでの流れです。

今回つくったハーブ蒸し鶏を盛り付けるとこんな感じです。

WECK ハーブの蒸し鶏盛り付け

煮沸殺菌が不十分ですと

ウェックを煮沸密閉して、長期保存した場合、開封前に注意しないといけません。
パッキンの突起が下を向いていて、蓋を持ち上げても蓋が開かないことを確認してください。

熱処理が不十分で微生物やカビが殺菌し切れなかった場合、中の食材が腐敗することがあります。
そのとき、腐敗した食品から臭気が発生して、容器内が外の気圧と同じになり、蓋が自然と開封されてます。

要するに、煮沸殺菌が不十分ですと、中身が腐敗して蓋が開いてしまいます。
そのため、煮沸殺菌と煮沸での脱気をしっかり行わないといけません。

まとめ

・ウェックは、容器の中を真空にすることでその実力を発揮します。容器の中を真空にできれば、中の食材が空気に触れることなく、常温で長期保存が可能になります。

・保存期間を確保するには、次の手順をしっかりと踏んでいかないといけません。

・煮沸殺菌。いきなり熱湯に入れないで、水またはぬるま湯から火に掛け、約5分間煮沸します。

・食材を入れ、蓋をして、クリップで密閉します。瓶の容量の8分目まで食材を入れて、雑菌が入らないうちに蓋をすることが重要です。

・ウェックが5cmほど被るくらいの水またはぬるま湯を入れて、火にかけます。100℃程度になったら15分~30分ほど煮沸していきます。

・煮沸殺菌が不十分ですと、中身が腐敗して蓋が開いてしまいます。

・長期保存した場合、パッキンの突起が下を向いていて、蓋を持ち上げても蓋が開かないことを確認してください。

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
わからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
それでは、「WECK (ウェック)をもうちょっと便利に使うための8ステップ」のレビューでした。

 

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