プロフィール

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はじめまして、「キッチングッズ 使ってみた。」を運営しているSUGIです。

このサイトでは、美大卒の元家具設計者であるSUGIが、デザイン性に優れた、おしゃれなキッチングッズ紹介しています。実際使ってみた感想もレビューします。

運営者プロフィール

年齢:40代(なったばかりです)
住んでいるところ:愛知県 ここは重要だと思います。サイトのテーマ上、料理に関する記事もたくさんあります。食文化は、地域によって異なるのでその辺が垣間見えてしまうかも。
いっしょに住んでいる人:妻と二人暮らしです。
好きな色:青
性格:自分の性格は、なかなか自分では分からないもの。なので、「ザ・手相」というスマホアプリで占ってみました。
スマホでご覧になっている方で、興味がある方はダウンロードしてみてください。
一部有料となります。(一部が無料といったほうがいいかもしれません)

ザ・手相 - カメラで占う本格手相占い

ザ・手相 – カメラで占う本格手相占い
無料
posted with アプリーチ
ここまで書いておいて何なんですが、私は占いの類いは基本的に信じていません。
ただ、手相に関しては、そういう傾向にあるとかそういう可能性が高い程度には思っています。
それに、今回いくつのもアプリで占ってみて、一番近いと思うものを載せているので、それほど間違っていないのではないでしょうか。
要は、自分でいい内容のことを書くのが恥ずかしいので、アプリに責任転嫁しただけです。
 
 
今までのこと
 
私は、武蔵野美術大学の建築学科を卒業した後、木工家具メーカーで、主に商品開発の仕事をしてまいりました。
商品が生み出されて世の中に出て行く初期から最終段階に至るまで深く関わってまいりました。
 
そのため、多くの方と関わり、打ち合わせで細かい調整を重ねながら商品をつくり上げる術を学んできました。
私の仕事内容を少し具体的にいうと次のようなものです。少し長くなりますが、お付き合いいただけるとうれしいです。
 

商品開発の企画が決まり、どのような商品をつくっていくか決まると、まずデザイナーさんと打ち合わせをします。
デザイナーさんから図面があがってきたら、試作をつくる職人さんとの打ち合わせ。
デザイナーさんによっては、すぐに試作に移れるくらい詳細な図面を描いていただける方もいらっしゃいますが、イラストと簡単な図面のみの方もいらっしゃいます。
そんなときは、私が試作できる位の図面を描くこともあります。
このことは、デザイナーさんの技術力という事ではなくて、個人のスタイルの問題で、優劣には関係ありません。

試作が出来上がると試作品を元にデザイナーさんと再度打ち合わせをして、改良点があればもう一度試作をつくります。
一回の試作で即量産ということは、まずありません。試作と検討を何度も重ねていき商品としての完成度を上げていきます。

打ち合わせでの検討内容は、強度や使用感や造形としての完成度のほかに、工場での作業工程や材料の歩留まり(ぶどまり)なども含まれます。

歩留まりという言葉は聞きなれない方が多いと思います。

例えば、合板ですと910mm×1820mm3×6尺)という規格があります。
ここで460mm×460mmの材料が必要だと1枚の合板から3枚しか材料が取れません。
これでは歩留まりが悪いということになります。
そこで、その寸法にどうしても譲れないこだわりがなければ、445mm×445mm程度になるような形状や寸法の調整をしてもらうこともあります。
そのことで1枚の合板から8枚の材料が取れます。
(この例は、分かりやすく説明したもので、合板の寸法は常識的な話なので、この議論をすることはほとんどありません。)

試作が最終段階に近づいてくると必要に応じて、強度テストを行います。

試作が完成すると次は、量産するための図面や仕様書をまとめます。
材料表、各部品の詳細図面、椅子やソファーですとウレタンフォームや張り地の型紙、塗装色のサンプル手板、取扱い説明書、アッセンブルのものですと組み立て説明書、品質表示、梱包仕様、ダンボールケースの印刷仕様などをまとめます。

図面や仕様書がまとまると、各下請け業者や量産工場の各部署の職人さんと打ち合わせをして、試作ロットを流します。
試作ロットが終わったら、問題点を修正し量産に入ります。
その際、寸法などの最終スペックの確認をします。
この段階までくると上代価格(いわゆるメーカー希望小売価格)が決まってきます。

今度は、カタログの作成です。
カタログは、コストや販売戦略などが絡んでくるので、商品ができたらその都度つくるわけではありません。
当然、会社の規模にもよると思います。
1商品のときもあれば、何点かの商品群からなる1シリーズもあれば、総合カタログもあります。
例えば、1商品であればペラ1枚、1シリーズであれば見開き4ページか観音開きの8ページといった具合です。

カタログの作成では、まず、カタログのデザイナーさんと打ち合わせをします。
詳細が決まってくると割り付け案が出てきます。
そこで、どういう写真が必要かわかってきます。

次は、カメラマンとコーディネーターさん(写真撮影専門のインテリアコーディネーターさんです。)との打合せ。

スタジオで小物を配して撮影する事もありますし、住宅展示場を借りて撮影することもあります。
更に場合によっては、コピーライターさんにコピーをお願いすることもあります。

そして、写真、コピー、スペック、価格などをカタログデザイナーさんに渡すと印刷会社に持って行けるデータが出てきます。
内容をチェックして印刷会社の担当者と打合せをします。

何度か確認作業をしてカタログが納品されます。
(特に価格の欄は絶対間違えてはいけない項目なので、入念に何度も確認します。)

当然ですが、どんな仕事にも納期があります。
カタログの有無は営業活動に関わってくるので、納期通りに収めなければなりません。
そこまでのスケジュール管理も同時に行っていきます。

更に、展示会があるときは、なおさらです。
新商品を展示会に出した際にカタログがないのは、致命的です。

展示会は大きなブースで派手な展示はしませんでしたが、それでも細々とした仕事があります。
出品商品の選定やレイアウトはもちろんのこと、床や壁、照明など事務局に依頼しなければいけません
。展示会が始まるとあとは、営業さんの仕事になります。

このような過程を経て、商品が世に出て行きます。
少なくとも中小の家具メーカーに関しては、大差ないのではないでしょうか。
ただ、大手や家電等他業種はもっと複雑で、仕事が細分化されているのではないでしょうか。

人生の転換点

商品が生み出されて世の中に出て行く初期から最終段階に至るまで関わることが出来、充実した業務内容でした。
しかし、責任感から来る重圧と業務過多に疲れてしまい、その仕事からは身を引くことになります。

その後、少しのんびりして職安にもポツポツ行くようになると、雇用保険をもらいながら勉強が出来ることを知ります。
そこで取ったのが、ホームヘルパー2級の資格。
将来的に何らかの役に立つのではないかと軽い気持ちで受講しました。

3ヶ月間という短い期間でしたが、一緒に勉強した仲間と仲良くなりました。
みんな求職中という同じ境遇のため、共感出来る部分が多かったと思います。

その後の進路にも悩みましたが、結局、福祉関係の仕事に就くことになります。
父親が、障害者支援のNPO法人を立ち上げていた事も影響していると思います。

福祉の仕事は、ものづくりにはない奥の深さがあります。
ただ、ものづくりの現場を離れて、改めてものづくりが好きだと言うことを認識しました。

これからのこと

以前は、仕事柄、今は趣味で、インテリアショップによく行きます。
そこで、家具はもちろんですが、雑貨やキッチングッズもよく見ます。

料理をつくることも好きなのでキッチングッズは入念に見ます。
その際「これ便利だなぁ」とか「これかっこいいなぁ」と使う側の視点で見ることはもちろんのこと、「この形状をつくるのは大変だろうなぁ」とか「これどうやってつくるんだろう」といったつくる側の視点でも見てしまいます。

世の中には、たくさんの商品があります。
その一つ一つに開発に携わった人たちがいます。
どのような商品でも手にした瞬間、そういった人たちに思いを馳せることがあります。

少し大げさな言い方でしたが、この商品はどうやってつくるのだろう、ということを考えながら見ることはよくあります。
そして、しっかりつくられたものを見ると感心します。
そういった、しっかりデザインされ、ちゃんとつくられたものが好きなんです。
そういったものに囲まれていたい。そういう気持ちがだんだん強くなってきました。

良いものとは

このサイトでは、私が良いと思ったものを実際に使ってみた感想を綴っていきます。

では、良いものとはどんなものでしょうか。
私は、柳宗理さんの思想に傾倒しているので、柳宗理さんの説明を書いた「柳宗理について」と内容がかぶります。

私が思う良いものとは、用途に対して忠実なものです。
よけいな装飾などを配せずに、用途に対して必要最低限であり、十分な機能を有しているものです。

それは、必然的に美しくなります。(なるはずです。)
用即美という言葉がありますが、まさにそのことです。

ただ、現実問題として、完璧なものはほとんどありません。
ものづくりの現場にいた身としては、よくわかります。

こうするともっと使い勝手が良くなるのはわかっていても、できないことは、よくあります。
材料費や作業工数からコストがかさんでしまったり、機械設備や技術面から安定した品質が保てなかったりします。

そこをどう折り合いを付けていくかになってくると思います。
販売戦略的に価格が決まっている状態からのものづくりのほうが多いと思います。

そんな時は、捨てないといけない機能がある。
ものづくりは、常にそのようなジレンマとの戦いでもあります。

その中でも、私が良いと思ったものを実際に使ってみて、本当に良いものか検証していきます。
本当にと言うよりどの程度良いかと言った方が良いのでしょう。

やはり、完璧なものはほとんどありません。
どんなものにも欠点がありますので、そういったところも伝えていければと思います。

もうひとつ、このサイトで扱うものは、インダストリアルデザインされたプロダクト(量産を前提として作られたもの)であってクラフト(手工芸のような一品物)ではないことです。
中には、手仕事の割合が大きいものもありますが、最終的には、同じ製品が出来上がることを考えるとインダストリアルデザインのプロダクトです。

デザインについて

ここで、デザインについて考えてみたいと思います。

Wikipediaによると

「デザイン英語design)とは設計のことだが、「意匠デザイン」(他に「造形デザイン」など)の意味で単にデザインの語が使われていることも大変多く、デザインすなわち意匠のことだと思われていることも非常に多い。英語では意匠についてはスタイルが使われており、例えば日本で言う建築デザインはArchitectural styleと言う。」

とあります。

デザインには、主に「設計」と「意匠」の二つの意味があります。

私は、前職の仕事柄、デザインという言葉を聞くと「設計」にウェイトを置いたイメージです。
ただ、多くの方は、反対に「意匠」の方をイメージするのではないでしょうか?

では,意匠とは何かと思い、調べて見ましたら「物品の外観を美しくするため、その形・色・模様・配置などについて、新しい工夫を凝らすこと。その装飾的考案。」とあります。

工夫という言葉から設計の要素が含まれているようにもとれますが、形・色・模様による装飾的考案と思われている事の方が多いのではないでしょうか。
要するに、デザイン
=意匠=装飾とちょっとした工夫といったところでしょうか。

少し乱暴な言い方をすると、多くの方は、デザインは、ただ単に色と形を決めることと思われているのではないでしょうか。
それもここで言う形とは、機能とは関係ない形状のことです。

デザインを単に表面を飾り立てることによって美しくみせる行為と解されるような社会的風潮もあるように思います。

しかし、本来のデザインは違います。
デザインとは、「具体的な問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現すること」です。

前述の「よいもの」を「良いデザイン」に変えて表現しますと、良いデザインとは、よけいな装飾などを配せずに、用途に対して必要最低限であり、十分な機能を有するための色や形の設計をいいます。

多くの方が、デザインを装飾とちょっとした工夫と思われているとしたら、良いデザインのことを「よけいな装飾を配せず」と表現してしまったら理解していただけるか心配です。

よく耳にする言葉で「デザインはいいが使い勝手が悪い」というものがありますが、この表現は、正しくありません。
使い勝手が悪いと言うことは、良いデザインではないからです。
あえて言うなら「かっこいいが、デザインが悪い」となると思います。

かっこいいものを作ろうとしても良いものは出来なません。
機能に忠実につくってこそ良いデザインといえますし、必然的に美しいものになると私は信じています。

私の好きな柳宗理さんの言葉に「本当の美は、生まれるもので作り出すものではない」というものがありますが、非常に的を得た言葉だと思います。

このサイトでレビューしている商品は、すべて実際に購入して使っています。

(しかし、例えば「鍋について」というページは、鍋の種類を紹介しています。そのページでは、わかりやすくするために主なものの写真を通販サイトから引っ張ってきて載せていますが、これらの商品は、購入していませんのでご了承ください。)

細かい仕様や使い勝手、レビューでは分からなかったことなどありましたら、分かる範囲でお答えします。
メールかコメント欄にてお気軽にご質問ください。

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